コンピュータとプログラム言語の歴史|30年間の進歩をSEの私が紹介!

2020年4月30日

私は27歳で異業種からコンピュータ業界に転職し、約30年間の間に、C言語からはじまり、FORTRAN、COBOL、PL1、VB,VC,C++,JAVA等たくさんの言語とOSやデータベース、ミドルウェアを経験しました。

このページでは、30年間システム開発をやってきた私が、IT業界に入ってからコンピュータの世界やプログラミング言語がどのように変わったかをご紹介しています。

<目次>

低水準言語

低水準言語と言っても若い人はピント来ないと思いますが、私がコンピュータの世界に入った頃は、プログラミング言語にアセンブリ言語という機械語に近い言語が使われていました。
今の若い人には、アセンブリ言語などきっと理解できないと思いますが、ほぼ四則演算しかありません。
機械語にもっとも近いのがアセンブリです。

3GL(第3世代言語)の時代

私は27歳のときに別業界から独立系のソフト会社に転職しました。
コンピュータの業界で27歳で未経験というのは年齢的にぎりぎりでした。

当時はコンピュータが流行りだした頃で、入社して3か月間、先輩からC言語を教わりました。
3か月目は自由課題で好きなゲームを作りました。

乱数を発生させてコンピューターと対戦する「じゃんけんゲーム」を作ったのを覚えています。
それ以降、23年間、通信業界、製造業、医療業界とたくさんの業界のシステム作りを経験しました。

社内で3か月くらい教育期間があり、学んだ言語は、C言語でした。

コンピュータは、DECのVAX/VMSやPDP11というミニコンピュータを主に使っていました。
仕事的には、FortranCobolC言語PL1等の3GLが主流でした。

DECはIBMに次ぐ世界で2番目のコンピュータメーカーでした。
VAX/VMSはとても優秀なOSで、VAX/VMSだけで制御系はもちろん画面系のシステムも作れてしまいます。

FortranやCobolやC言語等の第3世代の言語は、プログラミングする上でコーディングするライン数が多く生産性が悪いものでした。
当時はコーディングするライン数で開発コストを見積もっていました。
C言語は比較的、コードが少なく生産性の良い言語で、現在でも使われていて、後に誕生するC++,PHP、rubyなどはC言語の文法を継承してC言語に近い文法になっています。

4GL(第4世代言語)の時代

第3世代言語の後に、第4世代言語が誕生します。
私が経験したのはPowerhouseという4GLで、データベースへの入力・検索が容易で画面系のシステムは3GLの10倍くらい生産性が良いものでした。
つまり従来の10分の1くらいのコストでシステムが開発できてしまうのです。

Windowsの登場

当時、ドキュメントを書くにはジャストシステムの一太郎が流行っていました。
パソコンもハードディスクがなくフロッピーディスクにガチャガチャとデータを書き込んでいました。
ハードディスクは非常に高価な時代でした。
30Gのディスク容量も搭載したパソコンだと30万くらいする高価なものでした。
1G=1万円ですから、今では信じられませんね。

やっとMicrosoftがWindowsを発表してから、ドキュメントの作成にはWordが主流になっていきました。
同時にパソコンも性能が良い価格も安価になっていきます。
私がはじめて購入したパソコンは富士通のFMVで30万くらいしました。
パソコンもWindows搭載が主流になっていきました。

その後、Windowsで動くアプリを開発するVBVCが誕生します。
私もVBでスクリーンセーバーを作ったことがあります。

データ通信の技術が進歩

データ通信は電話回線を使っていたので、当初は非常に遅かった。
昔のことをご存じの方は「ガラガラ ピー」という音で、モデムを使って通信を行っていました。
当初はアナログ通信です。データ通信していると電話は使えませんでした。
今の若い人は、こんな時代があったのを信じられでしょうね。

その後、ISDNという技術が開発され、一つの電話回線を音声通話とFAX/データ通信に分けて使えるようになりデータ通信はデジタルに変わります。

次に、ADSLという技術が開発され、データ伝送スピードは飛躍的にアップしました。

インターネットが流行りだし、UIはブラウザが主流に

ネットスケープ社がブラウザを発表し、データはHTMLで書かれてパソコンで見栄えの良いページが表現できるようになりました。
HTMLを簡単に書けるエディターが数多く誕生し、UIはブラウザが主流になっていきます。
マイクロソフトがネットスケープを追従して、IEを発表し、Windowsに無償で搭載したので、ネットスケープは影を潜めてしまいました。

通信はADSLの時代になり大容量のデータ通信も可能になり、ブラウザには大きな画像やきれいな画面がストレスなく表示できるようになっていきます。

データ通信の技術が進歩し、インターネットが流行りだしていきます。

スクリプト言語の誕生

画面に動きを作るスクリプト言語(VBスクリプト、Javaスクリプト)が開発されていきます。
またインターネットからダウンロードしてWEB上で動作する言語としてJavaアプレットが誕生していきます。

WEBサーバーで動く言語の誕生

Apache、ASPなどのWEBサーバーが開発され、そのWEBサーバー上で動きデータベースと連携してWEB画面を作成するPHPなどの言語が誕生していきます。

オラクルはPro*cというデータベースと連携するC言語を開発し、動的なWEB画面を作ることができるようになります。私もPro*cでWEB画面を開発した経験があります。

オブジェクト指向言語

サンマイクロシステムズからオブジェクト指向言語javaが開発されます。
javaはどんなプラットフォームでも動かすことができるのが特徴です。
javaで開発されたアプリケーションがたくさん開発されていきます。

現在

昨今はfacebookやTwitterなどスマフォアプリが流行り、それを作るためのRailsチュートリアル、Ruby、Python等の新しい言語が登場してきました。
しかしどんなに新しい技術が生まれても、プログラミングというのは自分の頭で考えなくてはなりません。
自分が作ったプログラム(システム)がリリースされ、実際に動いているのを見るのは感動的なものがあります。

これからコンピュータを学んでいく人は、是非そうした作る楽しみを感じてほしいです。