小学生向けプログラミング学習教材3選(無料)ースクラッチ、ビスケット、マインクラフトを紹介

2020年5月18日

2020年より小学校でプログラミング教育が授業に導入されます。
ここではシステムエンジニアの私がおすすめするプログラミングスクールでよく子供向けに教えるプログラミング学習教材をご紹介します。
こちらで紹介するプログラミング学習教材は、インターネットから無償でパソコンにダウンロードして使用することができます。
いずれも、
パソコンのマウスだけで、ブロックや自分で作成した絵を動かしたりして、楽しみながらプログラミングを学べます

<目次>
スクラッチ
ビスケット
マインクラフト

<目次>

スクラッチ

Scratch(スクラッチ)は150以上の国と地域で利用され、40以上の言語に対応していて、世界中の子どもたちに広く使われています。
Scratch(スクラッチ)
は、2020年の文部科学省の学習サンプルでも使われている学習教材で、マウス操作だけで簡単にプログラミング学習ができます。

■スクラッチの開発者
スクラッチはMIT(マサチューセッツ工科大学)メディア・ラボのライフロング・キンダーガーデンという研究チームによって作られた教育用プログラミング言語として無償で提供されています。

■スクラッチの特徴
スクラッチは構文やアルゴリズムといった難しいものを覚える必要はありません。
Scratchを使えば、自由にインタラクティブストーリーやゲーム、アニメーションを作ることができます。
さらに、できあがった作品はオンラインコミュニティで他の人と共有できます。

2019年1月に3.0にバージョンアップされ、見た目の変更や新機能が追加。
スマホやタブレット対応、外部サービスとの連携など、ますます楽しく使いやすくなりました。

下がスクラッチの操作画面です。↓

■こんな人におススメ
・プログラミングをはじめてみたい人
・親子で一緒に学んでみたい人
・子どもにプログラミングを教えてみたい人

■動作環境
現在スクラッチは3.6が最新バージョンになっていて、デスクトップ・エディターをインストールすると、インターネットに接続しなくてもプロジェクトに参加することができます。
対応するOSは、Windows10MacOS10.13になっています。

■スクラッチのダウンロード
スクラッチは教育用プログラミング言語として無償で提供されています。
下記公式サイトから無償でダウンロードできます。

>>スクラッチの公式サイト

■スクラッチの学習本
スクラッチの学習本も市販でたくさん販売されています。
スクラッチを試してみたいという人は本を購入してすこし読んでからやるとよいと思います
おすすめのスクラッチの入門書をひとつご紹介しておきます。

>>10才からはじめるプログラミングScratchでゲームをつくって楽しく学ぼう!

ビスケット

ビスケットは誰でもプログラミングの楽しさと可能性を知ってもらうために開発されたビジュアルプログラミング言語です。
子供だけでなく大人も楽しめるものです。

■スクラッチとの違い
ビスケットはスクラッチのようにブロックを組み合わせるのではなく、自分のえがいた絵でプログラムを作れて、その絵に動きをつけられるところです。
ビスケットはメガネという仕組みを組み合わせることで、アニメーション・ゲーム・絵本などを簡単に作ることができます。
メガネの仕組みを複雑に組み合わせることで、高度なアニメーション・ゲーム・絵本なども作ることができます。

■開発者のコンセプト
開発者は原田 康徳(はかせ)という計算機の科学者で、NTT出身で現在はデジタルポケットという合同会社を設立しています。

■ビスケットのコンセプト
他のプログラム言語はコンピュータを動かすためにプログラムを作りますが、ビスケットはプログラミングの仕方はコンピュータに任せ、やりたいことをコンピュータに伝えるという考えのもとにビスケットが作られています。

■動作環境
スマホ・タブレット、パソコンで遊べます。

■ダウンロード
ビスケットはインターネットで無償で提供されています。
APPLE STOREやGOOGLE PLAY、パソコンならインターネットからダウンロードできます。
パソコンのブラウザで遊ぶ場合はダウンロードは不要です。
すべて公式サイトからダウンロードできます。

■マニュアル
遊び方の動画も公式サイトにありますし、ビスケットの入門書「ビスケットであそぼう」という本も発売されています。
下の絵の魚をクリックするところかた始まります。

>>ビスケットの公式サイト

マインクラフト

マインクラフトは全世界で1億人以上が利用するゲームで、日本の小学生の間でも爆発的な人気を誇っています。
プログラミング教室でも小学生向けの教材として使われていて、プログラミング学習にも使える点が注目を集めています。

■マインクラフトの特徴
マインクラフトはインターネットからダウンロードしてPCで動かします。

マインクラフトは仮想空間を提供するゲームで、すべてが立方体のブロックからできています。

■サーバー
マインクラフトはサーバーに接続するとコミュニティに参加でき、フレンド (やフレネミー) と競争したり協力して遊べるユニークなミニゲーム、他のプレイヤーたちと交流できる巨大なロビー、広大なカスタムワールドを探検できるなど、数々のワールドを体験できます。

■動作環境
マインクラフトは、以下のようにさまざまなプラットフォームで遊べます。
デスクトップ   Windows、Mac、Linux (Java Edition)
モバイル     iOS、Android
ゲーム機     Xbox One、Nintendo Switch、New Nintendo 3DS Edition、PlayStation 4

■ダウンロード方法
マインクラフトは公式サイトからダウンロードできます。
価格は26.95ドル(約2600円)となっています。
公式サイトは海外サイトなので、すべて英語で書かれていますので、ダウンロードするのも購入時の決済も、英語が苦手な人にとっては、すこし苦労するかもしれません。決済にはクレジットカードが必要です。

>>マインクラフト公式サイト

 

最後に

私は27歳で異業種からコンピュータ業界に転職し、C言語からはじまり、FORTRAN、COBOL、PL1、VB,VC,C++,JAVA等たくさんの言語を経験し、30年近くの間に制御系、画面系、組込み系などいろいろなシステムを作成してきました。
自分で作ったプログラムが動くのを見るのはとっても楽しいです。
これからの若い方にも、そんなプログラミングの楽しさを感じてほしいと思います。