VIのコマンド一覧
AIXのテキストエディターであるVIですが、Windowsのメモ帳や秀丸とかと違って勝手が違います。
はじめてAIXにさわる人は戸惑うと思います。
そこで、ここではよく使うVIのコマンド一覧でまとめてあります。
基本、AIXもIBMのUNIXなので、他のUNIX機ならほとんど同じですので参考になるかと思います。
区分 | コマンド | 説明 |
起動 | vi file.txt | |
強制終了 | :q! | 編集を破棄して終了 |
ファイル再読み込み | :e! | 編集を破棄してファイルの再読み込み |
ファイル保存終了 | :wq | 現在編集中の内容を元のファイルに書き込んで終了 |
ファイル保存終了 | :wq file_name | 現在編集中の内容を別ファイルに書き込んで終了 |
ファイル保存 | :w | 現在編集中の内容を元のファイルに書き込む 終了しない |
ファイル保存 | :w file_name | 現在編集中の内容を別ファイルに書き込む |
モードについて | 起動直後 | コマンドモード |
モードについて | i または o または a | 文字入力モード |
モードについて | ESC | コマンドモード |
カーソル移動 | h | 左 |
カーソル移動 | j | 下 |
カーソル移動 | k | 上 |
カーソル移動 | l | 右 |
カーソル移動 | 5l | 5文字右に移動する |
カーソル移動 | $ | 行の最後に移動 |
カーソル移動 | 0 ゼロ | 行の先頭に移動 |
カーソル移動 | ^ | 行の最初の空白でない文字に移動 |
カーソル移動 | G | ファイルの末尾に移動 |
カーソル移動 | Ctrl + d | ページを下方に半画面移動 |
カーソル移動 | Ctrl + f | ページを下方に1画面移動 |
カーソル移動 | Ctrl + u | ページを上方に半画面移動 |
カーソル移動 | Ctrl + b | ページを上方に1画面移動 |
カーソル移動 | M | カーソルを画面の中心に移動 |
編集:UNDO | u | 編集を取り消して直前の編集状態に戻す |
編集:検索 | / | 画面下方に検索 |
編集:検索 | ? | 画面上方に検索 |
編集:検索 | n | 下方に再検索 |
編集:検索 | N | 上方に再検索 |
編集:削除 | x | 現在カーソルのある文字を削除 |
編集:削除 | 3x | 現在カーソルのあるところから3文字を削除 |
編集:削除 | X | カーソルの前の文字を削除 |
編集:削除 | D | 現在のカーソルから行末まで削除 |
編集:削除 | dw | 現在カーソルのある単語を削除 |
編集:削除 | dd | 現在のカーソルのある行を削除(カット) |
編集:削除 | 数字 + dd | 現在のカーソルのある行から指定した行数を削除(カット) |
編集:ペースト | p | 現在のカーソルの下にペースト |
編集:ペースト | 3p | 現在のカーソルの下に3回ペースト |
編集:ペースト | P | 現在のカーソルの上にペースト |
編集:ヤンク | yy | 現在のカーソル行をヤンク(コピー) |
編集:ヤンク | 3yy | 現在のカーソル行から下に3行をヤンク(コピー) |
編集:置き換え | :s/xxx/yyy/g | 現在のカーソル行にあるxxxをyyyに置換 |
編集:置き換え | :%s/xxx/yyy/g | ファイル中のxxxをすべてyyyに置換 |
編集:置き換え | :%s/xxx/yyy/gc | ファイル中のxxxをすべてyyyに置換 確認しながら |
編集:文字入力 | i | インサートモードになり、現在のカーソルの前に文字が入力可能になる |
編集:文字入力 | a | インサートモードになり、現在のカーソルの後ろに文字が入力可能になる |
編集:文字入力 | o | インサートモードになり、現在のカーソルの下に1行空行ができる |
編集:文字入力 | O | インサートモードになり、現在のカーソルの上に1行空行ができる |
編集:文字入力 | ESC | インサートモードからコマンドモードに戻る |
編集:文字入力 | I | インサートモードになり、現在のカーソル行の先頭から文字が入力可能になる |
編集:文字入力 | A | インサートモードになり、現在のカーソル行の末尾から文字が入力可能になる |
編集:文字入力 | r | 上書きモードになり、現在のカーソル上の文字から上書き置換される |
編集:文字入力 | R | 以降の入力を上書きモードにする |
編集:文字入力 | J | 現在のカーソル行と直下の行を連結 |