syslogの設定
このページでは、syslogの設定方法をご紹介します。
syslogはシステムのエラーメッセージや作成したプログラムのエラー情報などを書き込むログとして使うことができます。
コンフィグファイルの設定
syslogの設定は下記のコンフィグファイルに記述します。
/etc/syslog.conf
syslogの下のほうにある、debug,crit,err,noticeなどがコメントになっていますが、syslogに書き込みたいレベルの情報のコメントを外します。
# example
# * .debug /dev/null
# * .crit /dev/null
# * .err
* .notice /work/syslog.out rotate size 10m time 1d files 7
<説明>
notice :注意・警告というレベル以上のメッセージがsyslogに書き込まれます。noticeを書けば、あえて *.err を書く必要はありません。
/work/syslog.out :ログを書き込むファイルです。
rotate:ログをローテーションする意味です。
size 10m :max10mになったときに次ぎのファイルに書き込みます。
time 1d:1日経過すると次のファイルに書き込みます。
files 7:7ファイルでローテーションする意味です。
<動作>
上の例ですと7ファイルで1日毎に別ファイルにログを書き込みます。
ログはファイルの先頭から上書きされるのでファイルサイズが大きくなることはありません。
ファイルは、あらかじめtouchコマンドなどで作成しておく必要があります。
上の例だと以下の7ファイルを作成しておきます。
syslog.out
syslog.out1
syslog.out2
syslog.out3
syslog.out4
syslog.out5
syslog.out6
syslogデーモンの起動
startsrc -s syslogd
syslogデーモンの停止
startsrc -s syslogd
エラーメッセージをsyslogファイルに書き込む方法
プログラム中でエラーが発生したときに、そのエラー内容をsyslogファイルに書き込むときは、loggerコマンドを使います。
<例>
logger “**エラー発生**"
注意事項
コンフィグファイルを修正したときは、デーモンを一度停止させて再び起動すること。
AIXを再起動したときに、syslogデーモンが自動的に起動されるように inittab に記述しておくことをおすすめします。
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