パイプとリダイレクト

このページでは、パイプとリダイレクトに関して説明したいと思います。

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パイプ

AIXやUNIX系のOSでは、パイプ(’|’)を使って、コマンドの実行結果を次のコマンドに渡すことができます。

■ /etc の配下で、拡張子が「.h」 というファイルを検索し、そのファイル中に “sample" という文字列があるか調べています。

find  /etc  -name  “*.h "   |  grep  sample

■ /etc の配下で、拡張子が「.h」 というファイルを検索し、そのファイルの行数を画面に表示します。

find  /etc  -name  “*.h "   |  wc  -l

■ /etc の配下で、拡張子が「.h」 というファイルを検索し、そのファイルを名前順にソートします。

find  /etc  -name  “*.h "   |  sort

■ パイプ(’ | ’)は、以下のように複数つなげることができます。

find  /etc  -name  “*.h "   |  grep  sample  |  grep  aaa

リダイレクト

リダイレクトは、「>」という記号でコマンドの出力結果をファイルにだすことができます。

■ /etc の配下で、拡張子が「.h」 というファイルを検索し、その結果を「abc.txt」というファイルに出力します。

find  /etc  -name  “*.h "   >  abc.txt

■ リダイレクト記号を 「>>」 というように2つ記述すると、出力結果をファイルの最後に追加します。

find  /etc  -name  “*.inc "   >>  abc.txt

「>」はファイルに上書きしますが、「>>」はファイルの最後に追加します。