findコマンドの使い方あれこれ

2020年3月14日

findコマンドはディレクトリーの中から目的のファイルを探すのにとっても便利で使いやすいコマンドです。

このページでは、私がよく使っているfindコマンドの便利な使い方をご紹介します。

<目次>

ファイルの更新日をキーにファイルを探す


■最近1週間で更新のあったファイルを探す

find  /  -mtime   -7   -ls

■30日間更新の無かったファイルを探す

find  /  -mtime   +30  -ls

■30日間更新のなかったファイルを消す

find  /  -mtime   +30  -name   “*.dat"   |   xargs  rm  -f

このスクリプトをcronとかに組み込んでおくと不要なファイルを自動的に消すことができます。

-mtime(更新日)を-ctimeに変えるとファイルのパーミッションを変更したファイルも検索対象になり、-mtimeを指定した時よりも検索されるファイルが増えます。

ファイルサイズをキーにしてファイルを探す

AIXやUNIX系のサーバーはOSの領域やプログラム、データベース、アプリケーション、ワーク領域と目的ごとにファイルシステムを作成して容量を管理します。

しかし、パソコンもそうですが、時間が経過するうちにファイル数が増えてディスクの空き容量が減っていきます。

そんな時、大きなファイルをピックアップする時にfindコマンドを使うと便利です。

■10メガ以上のファイルを検索

find  /  -size  +10000k  -ls

■10メガ以上のファイルで30日間更新のかかっていないファイルを探しファイルサイズの大きい順番に並べかえる

find  /  -size  +10000k    -mtime  +30  -ls |  sort   -k7   ,   r  

実際に不要かどうかはユーザーが判断しないとわからないときは、このように大きい順にソートをかけると便利です。